FP2級資格の活かし方

ファイナンシャルプランナー(FP)資格を仕事で活かすには、FP2級以上が適切だとお話ししてきました。それでは2級FP技能士の資格者は、この資格をどのような職場でどのように活かしているのでしょう。その実際を見てみたいと思います。

●企業系FP

FP2級取得者の約8割は、「企業系FP」(企業で社員としてファイナンシャルプランナー)だといわれています。つまり取得者の大半の方が、がんばって取得した資格を仕事に活かせているという事実があります。これから試験をめざすみなさんには、心強い情報ではないでしょうか。

FP2級取得者FPが属している企業はおもに、銀行や生命保険会社、損害保険会社、証券会社、不動産会社、会計事務所などが中心です。
生保会社等では、保険の販売員さんが入社をした後で、会社の薦め(支援)でFP2級に挑戦するケースも多いようです。「入社の応募資格ではありませんが、仕事上必要ですのでぜひ取得してください」と規定を設けている企業もあります。

生・損保険会社や証券会社で、自社の商品(保険・株式)をセールスする上では、お客様の状況(財政・年齢/家族構成、将来設計プランなど)をコンサルティングした上で、お客様に最も適した商品をお勧めすることが大切になります。

FP2級技能士として金融商品に幅広い知識を持っていると、これらの場面でより適切な提案ができるということですね。
お話ししたよう、入社後取得を奨励してくれる企業も少なくないですが、入社以前にFP2級を取得している方なら、採用面接もずっと有利に進めることができます。

●独立系FP

ファイナンシャルプランナー(FP2級)やAFPの肩書きで、フリーで活動している方もたくさんいます。彼らは一般に「独立系FP」と呼ばれますが、その魅力はなんといっても、中立・客観的な立場でお客様を支援できることです。つまりどこの会社の生命保険も損害保険も扱うことができ、お客様に最も適した商品をお薦めできるのです。

独立開業者としてFP2級資格を活かす場合、扱う商品は保険や株式だけとはかぎりません。宅建主任者資格と併せ不動産を扱う、税理士や中小企業診断士の資格を併せて取得しビジネスの幅を広げるなど、その用途は多様です。

また仕事上の必要ではなく、家計のやりくりのために、安全な投資を考えるために、テレビの金融関係のニュースの理解を深めるためになどなど、賢い生活のための財政面の一般知識としてFP取得を目指す方が多いのもこの資格の特長です。

いずれにしても、さまざまな金融商品(貯蓄はもちろん投資信託などなど)、不動産取引、年金、株式取引、保険商品などに詳しくなりたいみなさんには、FP2級の取得をお薦めします。