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FP2級対策に必要な学習時間

FP2級対策に必要な学習時間


さて、前ページでは「FP2級試験は時間がなくても合格できる」「朝の時間やスキマ時間を積極的に活用すること」と言いましたが、とはいえ、受験生にとっては合格までにどの程度の時間を想定しておけば良いのか、気になるところだと思います。
FP2級合格に必要な学習時間を把握した上で、日々の計画を立てることは大切なこと。合格までに要する時間数は人によって異なりますが、ここでは一般的に必要とされる勉強時間の目安をご紹介しておくことにしましょう。


 FP2級試験対策に必要な学習時間は、概ね「300時間」程度であると言われています。これは一般的な数字であり、すでに他資格の取得などで知識があれば少し短縮できるはずですし、極度の苦手があれば時間数は増やす必要があると思います。ここではあくまで一般的な話をしたいので、「300時間」を基準に考えていくことにします。
この300時間の学習は、1日2時間ずつコンスタントに勉強すると想定すれば、ほぼ5ヵ月で達成可能な数字です。もちろん、休日にまとまった時間を確保できる方であれば平日は減らす等の調整をしながら、自分のペースで進めていけば良いでしょう。


 1日2時間をこれから5ヵ月間続けること、いかがでしょうか?皆さんにとっては無理な挑戦でしょうか?
具体的に考えてみなければ「資格の勉強なんて大変そう」「そもそも時間がないし」と思いがちですが、こうして1日の学習目安や必要な対策期間が明らかになれば、「なんだ、自分も意外にイケそうだ」と思えるのではないかと思います。
前向きに考える、という意味でも、やりたいことに対しては実現する方向で、具体的にプランニングしてみる癖をつけると、“思い込みからの諦め”を防ぐことができるのかなと感じます。FP2級試験対策に限った話ではなく、物事すべてにおいて大切になる思考ですね!



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忙しくても勉強を続けるためには?

忙しくても勉強を続けるためには?

FP2級試験に挑戦される受験生の大半は、おそらく社会人として日々忙しく過ごされている方達だと思います。学生時代の様に時間にゆとりがないからこそ、意識的に時間を作っていく姿勢が求められるもの。とはいえ、1日は24時間と限られていますから、毎日何時間もたっぷり時間をかけて、とはいかないのが現実です。日々忙しく、思う様に学習が進まなければ、徐々に試験対策に対するモチベーションが低下していきがちになるでしょう。「忙しいから資格なんて無理」と諦める受験生は後を絶ちませんが、時間がないという理由だけでせっかくの目標をダメにしてしまうのはとてももったいないことだと思います。


 毎日何かと忙しいFP2級受験生が注目すべきは、「早朝の時間」と「スキマ時間」です。例えばいつもよりも1時間早く起床して、誰にも邪魔されない静かな時間を確保できたとしたら、単純に「学習時間を1時間多く確保できた」という実績と共に、「いつも以上に集中して実りある学習時間を過ごせた」ことになるでしょう。夜の時間帯はどうしても予定が入りやすいですし、身体的にも疲労がたまっているものですが、朝であれば予定を組みやすく、頭がフレッシュな状態で学習に臨めるのでオススメです。

また、いつもは何気なく過ごしていた通勤時間帯や休憩時間、リラックスタイムなどのスキマ時間を少しずつ学習にあてることで、学習を進めることも可能だと思います。5分10分のちょっとした時間も、1日トータルで考えれば1時間ほどにはなるかもしれません。短い学習時間は、一問一答や単語チェックなど集中力を要する試験対策に適していますから、活用しない手はありません。


 「時間がないから」と資格試験を諦めるのは、はっきり言って“逃げているだけ”です。FP2級は、時間のない方でも取り組み方によっては確実に合格を目指すことの出来る資格。だから、言い訳はもうやめましょう!


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FP2級対策は“効率重視”が基本

FP2級対策は“効率重視”が基本

一般的に「さほど難しくない」「受かりやすい」と言われるFP2級ですが、実際に勉強をスタートしてみると、その幅広い試験範囲に驚かされることと思います。
ライフプランニングに不動産、税金に保険・・・、比較的生活に密着したなじみの深い話題ばかりとはいえ、本格的に試験対策をしようと思えばなかなか簡単ではありません。


 FP2級合格を目指す上で大切なのは、「あくまで出題されるポイントのみに注目すること」です。完璧を目指そうとすれば、絶対にうまくいきません。そもそも、試験日までの限られた時間の中であの膨大な試験範囲を完璧に習得することなど、不可能に近いことです。実際、「すべてを完璧に」と意気込んでFP2級試験に臨んだ受験生の多くは、その大変さに途中で挫折するか、もしくは試験範囲をまんべんなく学習することが出来ずに結果をだすことが出来ない、といった失敗に陥っているようです。よって、これからFP2級試験対策をスタートされる皆さんは、くれぐれも完璧主義にこだわるのは止めましょう!


 しかしながら、たとえ出題される箇所のみに的を絞ると言っても、ピックアップされた覚えるべきポイント自体が間違っていたら、到底合格など狙うことは出来ません。大切なのは、「効率良く、正しい試験対策」。出題傾向がしっかりと分析された教材で、適切な指導のもと学習していくことにこだわる必要があります。その意味で、教材選びから実際の学習までを一人でこなす独学受験は無謀であると言えます。


 覚えるべきポイントが絞られれば、その分ムリ、ムダのない学習を目指すことが出来るでしょう。完璧主義な試験対策は、しんどいだけで結果に結びつきにくいもの。せっかくの勉強が自己満足に終わることのないよう、くれぐれも気をつけましょうね。

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通信講座を選ぶポイント

通信講座を選ぶポイント

最後に、ファイナンシャルプランナー(FP2級)の資格取得を効率的に進められる通信講座の選び方をご紹介します。最短距離で合格をめざす近道は通学校で学ぶことですが、時間や距離の制約、または費用などの面で難しい場合もあると思います。


具体的な通信講座は、インターネットなどで検索すればいくつも見つけられます。その中でどれを選んだら良いか迷う方は多いと思います。そんな時は以下の観点から、学習期間選ぶようにしましょう。アドバイスを参考にしてください。

●メディア教材を提供している通信講座

通信講座を比較するポイントの1番は「メディア教材」が提供されているかどうかです。メディアのない通信講座はほとんど利用する価値がありません。
いまは通学校へ通える条件が揃っていても、あえて通信講座で学習する人が増えているようです。DVD講義やe-ラーニングシステムなど、メディア学習への信頼度は非常高まっているようですね。

●「自宅学習専用」に作られたメディア教材。

通信講座比較のポイントの2番目は、メディア教材が「自宅学習専用」に作られているかどうかです。メディア教材ならどれでも同じ学習効果が期待できるかというと決してそうはいえません。この点も注意しましょう。

なぜ「自宅学習専用」が大切かといえいえば、専門学校のメディア教材のように、教室で行われる講義をそのまま収録した教材では、見ているのがつらくなるからです。授業中のノイズなどもありこれらの教材は集中するのが大変です。
その点自宅学習専用教材には、講師とマン・ツー・マンで授業をしているような臨場感もあり、学習するのが楽しくなります。

●合格率を公表していること

通信教育会社の信頼性を、客観的に計るポイントが合格率です。名のある会社でも、合格率を数字で公開していないところは避けるべきかもしれません。公開している合格率が、全国平均のそれを大きく上回っているような会社なら、それは十分信頼できる講座です。

<お薦めのFP2級講座>

第1位 フォーサイト
業界初の通信講座専用ハイビジョンスタジオで収録した、迫力あるDVD講義が魅力です。基本テキストも4色フルカラーで見やすく作られており、金融の基本知識も楽しく覚えられます。
フォーサイトの詳しい情報はこちら→ http://www.foresight.jp/fp/

第2位 TAC
基礎力の徹底指導に定評ある専門学校です。「通学」でファイナンシャルプランナーを目指す方への一押し校です。
TACの詳しい情報はこちら→ http://www.tac-school.co.jp/

第3位 ユーキャン
CMでもでもおなじみの生涯学習の通信講座です。イラストや図表を多用した教材には、わかりやすく学べる工夫が満載されています。
ユーキャンの詳しい情報はこちら→ http://www.u-can.co.jp/

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AFP取得を前提とする学習法

AFP取得には研修修了が必要。さてどうしましょう?

ファイナンシャルプランナー(FP2級)の試験にかぎらず、資格の試験対策には3つの勉強方法があります。それは、

(1)資格の専門学校へ通学する
(2)通信講座を利用する
(3)独学で勉強する の3つです。

どの学習法にメリット・デメリットはあり、どれがお薦めかは一概にアドバイスできないところがあります。
たとえば通学校での学びなら、カリキュラムが固定されており講師から直接講義を聞くことができますので、学習効果は非常に高いといえます。反面、受講料がかなりかかってしまう難点も否定できないところです。

さて(3)の独学ですが、ファイナンシャルプランナー(FP2級)の取得に限っては独学だけはお薦めしません。
理由は非常にはっきりしています。独学でも国家試験の「2級FP技能士」は十分合格の可能性があります。しかし民間資格のAFPは独学では絶対取得できません。AFPは認定校での認定研修を修了する必要があるからです。

つまりAFPも取得しようと思うと、どうしても通学か通信講座の利用が前提になるわけです。もうお気づきかもしれませんが、受験資格との兼ね合いの問題もあります。
どういうことかというと独学でFP2級を取得するためには、まずFP3級から受ける必要があるということです。試験制度には抗えません。そこはご了承ください。

●通学講座の利用

教室で聞く生の授業には迫力がある。講師にすぐに質問できる。授業に出ることで学習が計画通りに進む。最新の情報を学校が提供してくれる。
などなどたくさんのメリットがあります。多少お金が掛かっても最短距離でFP2級の合格を目指すならスクールを利用するのがよいかもしれません。
試験対策(勉強法)は、合格までに費やす時間と費用の相対価値を考えて決めるべきだと思います。AFP対策の研修のことも考えますと、通学はやはりお薦めです。

●通信講座の利用

費用対効果、FP2級の難易度、またAFP取得のことなどトータルに考えますと、スクール通い以上に価値のあるのが通信講座である、という言い方もできます。
メディアが発達しているいま、DVD等を使って、自宅で講義を受けるスタイルの通信講座は、ほとんど通学講座と差のないところまで来ています。

通信講座も通学校と同様に、自分で教材を選ぶ必要がありません。また最新の受験情報も送られてきます。もちろん、AFPの研修にも対応している講座がたくさんあります。
また通信講座のメディア教材は、何度でも繰り返せるメリットもあります。

受験制度が複雑なFP2級(AFP)試験において、管理人が最もお薦めしたい学習法が通信講座の利用です。

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FP2級試験の出題科目

FP2級試験の出題6科目を見てみよう

FP2級の学科試験は6つの分野から出題されます。これらの総合的な金融知識が身につくと、お客様の家計の財政の課題やライフプランの提案に十分お応えできるスキルが身につきます。その6分野の要点をみてみましょう。

◆1.「ライフプランニング資金計画」

お客様の生涯の生活設計(ライフプラン)を作成するために必要な、知識や技法を学ぶ科目です。主に学習の内容は、「社会保険と年金」、「教育資金」、「住宅資金とローン」、「退職後の生活設計」のことなどです。
◎ライフプランの作成
ライフプランの必要性や意義を学び、ライフイベント表やキャッシュフロー表、またバランスシートの作成などができるようになるスキルを磨きます。
◎住宅ローン一般の知識
ローンの繰り上げ返済プラン作成のための知識とスキルを身につけます。公的ローンや民間ローンの種類・特長の把握もポイントになります。

◆2.「リスクと保険」

病気やケガ、事故など、万が一の事態に備える生命保険や損害保険を把握する分野です。そのため「リスクと保険」では、生命保険や損害保険それぞれの多様な専門用語と商品の仕組みを勉強します。
その上で保険の提案ができるようになるために、保険料・保険金と税金の関係などを学んでいきます。

◆3.「金融資産運用設計」

株式や投資信託など積極的な投資・運用をサポートするための科目です。これら投資型の金融商品は、利益や損失がその時々の経済・金融動向に大きく影響されます。
そのため、経済・金融の大きな流れについての論理的な理解が、FP2級技能士には必要となるわけです。
「金融資産運用設計」では、貸付信託や中・長期国債などの貯蓄型商品や財形貯蓄制度の仕組みなど、貯蓄型金融商品についても学びます。そして株式や投資信託など利益と同時にリスクも伴う金融商品について学んでいきます。
大切なのは安全な投資を第一に、お客様に決して損をさせないこと。それらの危機管理感覚も身につく学習が期待できます。

◆4.「タックスプランニング」

この分野は誰にとっても身近に感じられるでしょう。「タックスプランニング」で学習する内容は、所得税、法人税、住民税、消費税などです。なかでも中心となるのが、個人の所得に対する税金である所得税です。
会社にお勤めですと所得税は給与から自動的に天引きされるため、その仕組みを詳しくご存知の方はそんなにいないのではないでしょうか。
タックスプランニングでは、所得税の計算の仕方について、原則的な方法と特例方法などについて棲み分け学んでいきます。そのため税金対策の方策などについても視野が広がるのがこの科目です。

◆5.「不動産運用設計」

「不動産運用設計」では、不動産運用に必要な基礎知識や、不動産の権利関係・登記簿の読み取り方、土地の評価、不動産の売買取引や賃貸契約の実務知識、不動産に関わる規制法規などについて学びます。これらの知識があると、たとえばお客様のマイホーム取得の計画支援の場面で、その資金や住宅ローン、取得にかかる税金にどう対処すべきかなどの提案ができるようになります。

◆6.「相続・事業継承」

「相続」という民法の法令にそって、相続の規定や相続税などについて学びます。
「相続とはどういうものか?」「相続税にはどんな税金があるのか?」「遺言の作成方法とは?」など、普段の生活ではあまり触れることのない事柄を勉強することになります。
お金にまつわる法律について視野の広がる科目です。

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FP2級の合格率・難易度

試験範囲は広範ながら、高合格率の国家試験

このページでは、FP2級試験(日本FP協会)の合格率や難易度を見ていきたいと思います。難易度など試験のレベルの把握は、試験対策には不可欠。まずは過去の試験データから見ていきましょう。

■学科試験 合格率
2018年9月 39.47%
2018年5月 42.93%
2018年1月 45.63%
■実技試験 合格率
2018年9月 50.52%
2018年5月 51.68%
2018年1月 57.45%
■学科+実技試験 合格率
2018年9月 36.68%
2018年5月 39.55%
2018年1月 42.16%


合格率は、学科と実技によって異なりますが、過去の試験データを見て見ますと同時受検は約30%~40%くらいで推移しているのがわかります。

一般に国家試験は合格率10%以下の資格が難関資格、反対に合格率が20%超える資格はそれほど難しい資格ではないとされています。そのような観点からしますと、ファイナンシャルプランナーのFP2級試験は、決して取得がむずかしい資格ではありません。むしろ国家試験のなかでは易しい部類に入るといえるかもしれません。

ただ、受験者動向としてひとつ留意が必要な点があります。それはFP2級の受験者には、すでに保険会社や証券会社で働いている方も多く含まれているということです。
その事情については、入社後取得を奨励される保険販売スタッフのことなどすでにお話しした通りです。

彼らとしてはFP2級試験に合格することが、ゆるい義務でもありますので、試験対策にはみな真剣に臨んでいます。そのような事情を加味して、上記の合格率は、実質もう少しきびし目に見ておいた方がよいかもしれません。

またFP2級試験は、試験範囲が6科目と広範に及ぶ点も、気をつけたいことです。広く浅くではありますが、各科目まんべんなく出題されます。1科目でも不得意科目があると合格は危ういです。

しっかりした学習計画の上で時間との戦いになるでしょう。なぜならおそらく大半のみなさんが、いまのお仕事を続けながら勉強することになるでしょうから。
試験自体はそれほどむずかしくなくても、十分な準備がなければやはり合格はむずかしい。
慎重に戦略を練り、効率的な学習法を心がけてください。

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FP2級の試験概要

FP2級の試験概要(日本FP協会)

<試験日程>

●試験日
毎年3回行われます(1月、5月、9月)

●試験会場
全国47の都道府県で実施されています。

●試験時間
学科試験 10:00~12:00 (120分)   実技試験 13:30~15:00 ( 90分)

●合格発表日
※実施先まで、お問い合わせ下さい。

●受験費用
学科試験:4,200円  実技試験:4,500円

<受験資格>

1. 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
2. 3級の技能検定に合格した者
3. 2年以上の実務経験を有する者

<試験内容>

●学科試験(筆記)
1.? ライフプランニングと資金計画
2.? リスク管理
3.? 金融資産運用
4.? タックスプランニング
5.? 不動産
6.? 相続・事業承継

●実技(筆記)
資産設計提案業務
・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
・ファイナンシャル・プランニングのプロセス
・顧客のファイナンス状況の分析と評価
・プランの検討・作成と提示

*学科試験あるいは実技試験の合格者には一部合格証を発行し、学科試験と実技試験に合格すると合格証書が発行されます。
*学科試験あるいは実技試験の一部合格者には試験免除制度があり、それぞれの試験が免除されます。ただし、一部合格による試験免除には、試験免除期限がありますのでご注意ください。

≡AFP資格の取得条件≡

・資格の取得条件協会認定のAFP認定研修を修了し、2級FP技能検定(兼AFP資格審査試験)に合格し、日本FP協会に資格認定会員として入会すると、AFP資格のライセンスが授与されます。
・AFP認定研修は、協会の認定教育機関が、FP学習ガイドに従って開催します。研修受講者は必要な課目・単位を履修しなければなりません。
・研修の修了は、68単位以上履修し、提案書を提出し、一定水準以上の得点を得る必要があります。

●課目と単位
必修課目:8課目(68単位以上)
1.FP基礎
2.金融資産運用設計
3.不動産運用設計
4.ライフプランニング・リタイアメントプランニング
5.リスクと保険
6.タックスプランニング
7.相続・事業承継設計
8.提案書の作成

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FP2級資格の活かし方

FP2級資格の活かし方

ファイナンシャルプランナー(FP)資格を仕事で活かすには、FP2級以上が適切だとお話ししてきました。それでは2級FP技能士の資格者は、この資格をどのような職場でどのように活かしているのでしょう。その実際を見てみたいと思います。

●企業系FP

FP2級取得者の約8割は、「企業系FP」(企業で社員としてファイナンシャルプランナー)だといわれています。つまり取得者の大半の方が、がんばって取得した資格を仕事に活かせているという事実があります。これから試験をめざすみなさんには、心強い情報ではないでしょうか。

FP2級取得者FPが属している企業はおもに、銀行や生命保険会社、損害保険会社、証券会社、不動産会社、会計事務所などが中心です。
生保会社等では、保険の販売員さんが入社をした後で、会社の薦め(支援)でFP2級に挑戦するケースも多いようです。「入社の応募資格ではありませんが、仕事上必要ですのでぜひ取得してください」と規定を設けている企業もあります。

生・損保険会社や証券会社で、自社の商品(保険・株式)をセールスする上では、お客様の状況(財政・年齢/家族構成、将来設計プランなど)をコンサルティングした上で、お客様に最も適した商品をお勧めすることが大切になります。

FP2級技能士として金融商品に幅広い知識を持っていると、これらの場面でより適切な提案ができるということですね。
お話ししたよう、入社後取得を奨励してくれる企業も少なくないですが、入社以前にFP2級を取得している方なら、採用面接もずっと有利に進めることができます。

●独立系FP

ファイナンシャルプランナー(FP2級)やAFPの肩書きで、フリーで活動している方もたくさんいます。彼らは一般に「独立系FP」と呼ばれますが、その魅力はなんといっても、中立・客観的な立場でお客様を支援できることです。つまりどこの会社の生命保険も損害保険も扱うことができ、お客様に最も適した商品をお薦めできるのです。

独立開業者としてFP2級資格を活かす場合、扱う商品は保険や株式だけとはかぎりません。宅建主任者資格と併せ不動産を扱う、税理士や中小企業診断士の資格を併せて取得しビジネスの幅を広げるなど、その用途は多様です。

また仕事上の必要ではなく、家計のやりくりのために、安全な投資を考えるために、テレビの金融関係のニュースの理解を深めるためになどなど、賢い生活のための財政面の一般知識としてFP取得を目指す方が多いのもこの資格の特長です。

いずれにしても、さまざまな金融商品(貯蓄はもちろん投資信託などなど)、不動産取引、年金、株式取引、保険商品などに詳しくなりたいみなさんには、FP2級の取得をお薦めします。

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FP2級を取得するには

FP2級を取得するには

前のページをお読みいただいて、仕事に活かす目的で取得するべきは国家資格の「2FP技能士検定」とAFPであることがご理解いただけたかと思います。
しかしこの時点でまた受験希望者を惑わせてしまう要件がひとつあります。それは日本FP協会の2級FP技能士検定の受験資格です。

<2級FP技能士検定の受験資格>

(1)3級の技能検定に合格者
(2)2年以上FPの実務経験者
(3)日本FP協会が認定するAFP認定研修修了者

とあります。この受験資格を読んで、ファイナンシャルプランナー(FP)として仕事をした経験のない人は、FP2級の取得の前に、3級合格が義務づけられている、と受け取ってしまう方がいるのは無理もありません。

しかし事実は異なります。FP3級を持っていない方も、FPの実務経験がない方も、最初からFP2級を受けることができます。
そのポイントとなるのが(3)の、「日本FP協会が認定するAFP認定研修修了者」という受験資格です。

日本FP協会のAFP資格は、「FP2級とセット」とお話ししたことを思い出してください。
AFP資格は、FP2級をめざす人が日本FP協会認定の教育機関で研修を修了することで取得できます。そしてこのAFP認定研修の修了(つまりAFPの取得)が、FP2級の受験資格となるのです。

ちなみに日本FP協会認定の教育機関とは、2級FP技能士(日本FP協会)の講座を開講している専門学校や通信講座のことを指します。

つまりいずれかの教育機関で、日本FP協会の2級FP技能士の講座を受けつつAFP認定研修を受け、2級FP検定に合格すると、「2級FP技能士・AFP資格のダブル取得」が一度にできるわけです。


2級FP技能士とAFP資格を両方取得した後の補足説明を、ひとつしておく必要があるでしょう。
AFP認定資格を保持し続けるには、日本FP協会に有料登録する必要があります。
年会費は12,000円で2年ごとの更新が必要です(更新しない場合は資格消滅)。
2級FP技能士資格の方は、登録手続きなどなく生涯有効です。

繰り返しますが、実務上でのAFP認定資格の価値は大きいです。
先々の手続きのことなどありますが、ファイナンシャルプランナーとしてビジネスを広げるお気持ちのある方は、やはりFP2とAFP資格はセットで取得しておいた方がメリットは大きいと言えそうです。